今回は先日の浅草散歩の写真で、サブ機の GRⅢ で撮ったものだけれど、どうやら以下の数点が GR で撮る最期の写真となってしまうようである。
GR はミラーレスの X-E4 をメイン機に置くようになってからずっと放置気味だったのだが、ある日久しぶりに電源を入れてみたら動作がおかしくなっていて。
この日のこれらの写真もいつものように有線でパソコンに取り込もうとすれば、カメラ内の画像を認識せず。
試しに Wi-Fi で転送できるアプリを入れ直し繋いでみると、なんとかカメラ内の写真をスマホに取り込むことができて、それを AirDrop で Mac に転送し事なきを得たのであるが、もうあてにできないね。。
そしてこの日はこちらも死に体のメイン機 X-E4 もカバンに入れてきたのであったが、本体とレンズの清掃をしてなんとか起動するようになっていたのがウンともスンとも云わず終いで、こちらも先日の横須賀・猿島日帰り旅行での撮影で臨終となったようである。
もしかすると騙し騙し使えるのかもしれないが、その前に修理に出すべきだろう。
しかし持ち前の悪しき完璧主義というのが働くのか、修理に高い金を払うのならばいっそのこと新しいカメラが欲しいとの思いが邪悪な入道雲のようにむくむくと湧いてくるのであった。
で、自分にとってのカメラ、写真趣味とは一体どういったものなんだろう、また新しいミラーレス一眼、あるいはデジタル一眼レフ機を手にいれるべきなのか、そもそも各々一式 10 万円以上もしたような高額なカメラが必要なのだろうか、もう写真趣味は捨ててスマホのカメラでいいのではなかろうか、そも普通に修理に出せばよくね?・・みたいな事を丸一昼夜考えてみたものの、何につけ頭の中だけで考えるだけではいつまで経てど答えが出ないたちなので、ネットの情報をあたりつつこの項で次の一手、選択肢を見える化してある程度固めておきたい(一文が長いよ!)。
選んで、決めて、仕舞わないと、延々と心のどこかでモヤモヤしてしまう優柔不断な買い物下手なのです。。
結論、カメラと写真は捨てられない。別段、この写真ブログも iPhone で撮影したスマホ写真で続けてもいいのであるし、現在のスマホのカメラで日常のほとんどの被写体とシチュエーションをカバーできるのも事実。
しかし、そのスマホ写真でカバーできる範囲の外、例えば天体写真、空飛ぶ飛行機や野鳥を大きく撮るなどの、「非日常」を切り取ってみたい。四流アマチュア写真家なりにそのところにどうしても未練が残るのだ。要は「望遠性能」ですな。ちなみに「マクロ」の世界の方は、スマホに 100 円ショップ製のマクロレンズを付けて撮るだけで自分の場合は必要充分であった。
次に決定的に思い至ったのが「交換レンズ式」のカメラが自分には絶望的に向いていない、という点である。病的な面倒くさがりと、杜撰な機械に対する扱い。
少し前にバッテリー切れからいっそ買い替えてしまったノートパソコンもそうだが、雨が降ろうが槍が降ろうが剥き出しのままカバンに入れているのである。カメラも本来であればそれ用のバッグに収めてきちんとレンズキャップもして、こまめに掃除して・・というのを一切やってこなかったのであった。
レンズ交換など何をか言わんやで、広角なら広角、望遠なら望遠で付けっぱなしでその日の撮影を通してしまうのが常であった。
さらにずっと欲している超望遠レンズやスナップ用の明るい単焦点レンズ、最低でものこの2本に手が出ない。足も出ない。いや、買ってしまおうと思えば買えるけど、現況週2回のバイト生活で糊口を凌ぐおっさんには分不相応な買い物。扱いも雑過ぎるし。
で、メインで使っている FUJIFILM というメーカーのレンズの選べなさ、も気になってきた。X マウントという少ない選択肢から高額なレンズを買ったとしても、揃えたその高級なレンズ達が勿体無いからと、ずっと FUJIFILM 機を使い続けるのもどうなのかとの思いも最近では湧いてきたりも。
いや、いいメーカーでカメラのデザインやフィルムシミュレーション機能などは最高なんだけれども。如何せん身の丈に合わないかな、という。
と、この時点でだいぶ絞れてきた選択肢として
・ミラーレスではないデジタル一眼機
という候補が浮かんできた。コンパクトなミラーレス機はなんだかんだと人気の主流ではあるが、一番安いのでもカメラボディーだけで 10 万円前後はするので除外。
で、デジタル一眼「デジイチ」であるが、これも安いモデルのキットレンズ付きで 10 万円コースになるんだよね。そこで安価なおすすめ機を調べてみると、キャノンの「EOS kiss7」というカメラに辿り着いた。
もう製造は終了しているようなので、求めるとすれば中古品である。マップカメラやカメラのキタムラなんかの良品で3万円くらいで買えるようである。
そういえば確か、ミラーレス機に乗り換える前の Nikon の D5600 を購入する時に、この EOS シリーズとどちらにするか迷ったのであった。
デメリットとしては Wi-Fi 機能も端折っている事とセンサーが CMOS で暗所に弱い事などとあった。しかしキャノンというメーカーは FUJIFILM、そしてニコンと比べても価格的に選べるレンズの種類が豊富である。純正の超望遠レンズを FUJIFILM のラインナップと比べ、そのリーズナブルさを羨ましく思ったものであった。
最初の Nikon の一眼を使っていた頃にはあやふやだった、絞りとシャッタースピード、焦点距離の関係などは頭と手で理解したので、まあ使いこなせるだろう(初心者モデルだし)。
と、この線で行くかと決めかけていたのであるが、やはりそもそもの「レンズ交換式」というのが自分には圧倒的ネックになるだろうとの予感しかなく、超合理的な第2のプラン
・ネオ一眼
という選択肢が浮上する。「ネオ一眼」。何やら厨二っぽいジャンル名だが、これは「ブリッジカメラ」とも呼ぶらしい。
こんなタイプのカメラ。パッと見、一眼カメラに見えるが、レンズ一体型で最大 500 ミリ〜2000 ミリ相当の望遠撮影が可能。
単純に撮影倍率では、100 万円もしそうな交換式の超高級望遠ズームレンズでも敵わないと思われる。
メリットは「めんどくさくなさそう」「圧倒的なズーム」「そこまで高くない」などだが、デメリットとしては「ダサい」というのがいの一番にあがるだろう。実は以前にもこの手のカメラをサブ用として購入しようと考えた事があったが、とにかく「ダサい」「カッコ悪い」の一点がどうしても譲れずに却下されたのでした。
しかし、見栄はもう捨てなければ。確かにスタイリッシュなミラーレス機と玄人っぽいレンズ揃えはカッコいいし、所有する喜びという一面も大いに大事ではあるが、それよりも圧倒的に「レンズ交換のめんどくささ」が勝ってしまうのである。そしてまた雑な己の性格から、早晩長持ちせずに高級なカメラ本体とレンズをオシャカにしてしまうような気もしてならないのである。
この度の MacBook、GRⅢ、X-E4 と間を置かずに3台続いたクラッシュの悲劇から、この自分の腐った性分が今度の今度こそ身に沁みて分かった(3台合わせて 30 万だよ)。
そしてもう一つデメリットになるかもしれないのは、その写り、どんな写り具合なんだろうかという点。まあ、交換式レンズのようなボケ味のある写真は撮れないだろう。そこは捨てる。ただ、ミラーレスが修理できそうなものなら、そちらでその手の写真を撮れる環境は残しておきたい。
そんなところで超望遠レンズ一体型カメラ、実機を見比べてみるべく某 Y バシカメラに赴いて色々と訊いてみたい。NO PHOTO、NO LIFE。
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