先日の旅行からようやく FUJIFILM の X-E4 に触り始めている。
マニュアルも何も読んでないんだけど、オート撮影で絞りと露出のダイヤルだけ調整してます。
で、FUJIFILM 社製のカメラには「フィルムシミュレーション」という機能が付いていて、それに惹かれてフジ機を買ったってのもあるんよね。インスタグラムのフィルターみたいなもので(?)、富士フィルムのアナログフィルムの質感を再現してます。
今回は 12 パターンあるそのフィルムシミュレーションの違いをなるべく分かりやすく自分用メモとしてまとめてみた。
作例は全て同じ構図で、晴天の青空と富士山をバックに手前に松林という絵。
レンズは付属の標準ズーム「XC 15-45mm」。
最大望遠側の 45mm(換算で 65 ミリくらい)、絞りは最大に絞った F22、露出はプラマイ0 で撮ってます。専門用語の記述が間違ってたらすみませんw
各モードの説明は公式マニュアルから引用してます。
PROVIA/スタンダード
標準的な発色と階調で人物・風景など幅広い被写体に適します
いわゆる標準ですね。何も施さない状態です。
Velvia/ビビッド
高彩度な発色とメリハリある階調表現で風景・自然写真に最適です
モノクロとセピアを除くと、いちばんパッと見で分かりやすいフィルター。くっきり・はっきりで映える。紅葉とか夕焼け、食べ物もこれが良いかも。
ASTIA/ソフト
落ち着いた発色とソフトな階調でしっとりとした表現に適します
ここまでの3つは割と分かりやすい。標準とビビッドとソフト。ビビッド(Velvia)とソフト(ASTIA)を並べてみる。
左がビビッド、右がソフト。
正直、スタンダードとソフトの違いがいまいち分かりにくいですけどw まー文字通り、スタンダードを基準に、彩度を上げてビビッドにしたいか、柔らかくソフトにしたいかで選ぶといいだろう。
クラシッククローム
発色をおさえ暗部のコントラストを高めることで落ち着いた表現に適します
これは先の3つのフィルターと明らかに空の色が違います。人気のフィルターです。
PRO Neg. Hi
コントラストを高めたややメリハリのあるポートレート撮影に適します
PRO Neg. Std
やわらかな階調で肌色の質感を再現したいポートレート撮影に適します
この2つの違いがよく分からないので並べてみます。
左が PRO Neg.Hi、右が PRO Neg.Std。
確かに Std のほうが柔らかい感じ。ポートレートに適しているそうです。
クラシックネガ
深い色とメリハリのある階調で、被写体をしっかりとした立体感で表現します
これも人気みたいです。人気の2つを並べてみる。
左がクラシッククローム、右がクラシックネガ。
どちらもスタンダードやビビッド、ソフトに比べて淡い色調。クラシックネガのほうがやや淡いですね。どちらもアナログでレトロっぽい写真に向いてるのかなと。
ETERNA/シネマ
落ち着いた発色と豊かなシャドウトーンで動画に適します
一転して明るいトーンになった。富士山のすそ野の町や左の建物の下のほうの部分、右下の車の部分を見ると細部が分かりやすい。
動画向きとの事ですが、静止画にも悪くないんじゃないだろうか。
ETERNA ブリーチバイパス
低彩度かつ高コントラストの独特な発色で撮影できます。動画撮影にも適します
モノクロとセピアを除くと、最も現実離れした色合いのフィルターです。このブログの以前に GRⅢ で撮った写真はほとんどこのモードで撮ってます・・ただし、食べ物には向かないっす。
ACROS
質感豊かでシャープな表現のモノクロです
モノクロ
モノクロで表現します
シャープ(ハード)なモノクロとノーマル(ソフト)なモノクロです。2枚並べてみる。
左が ACROS(シャープ)、右がモノクロ(ノーマル)。
セピア
セピア調で表現します
このセピアはちょっと赤に寄り過ぎかも。設定で微調整できるみたいですが。
以上、FUJIFILM X-E4 のフィルムシミュレーションの各モードの違い、でした。
撮りつつ、マニュアル読みつつ、早く使いこなせるようがんばります。。
今週のお題「買ってよかった2021」